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ナムジャイブログ

2015年09月21日

ホテルより熟睡できる空港

 マイルを貯めるというより、ステイタスを維持するために、1年に4区間、ユナイテッド航空に乗らなくてはならない。かつてユナイテッド航空は、東京とバンコクの間に1日に1便を就航させていた。しかしこの路線がなくなってしまった。東南アジアに行く便は、東京とシンガポールを結ぶ路線しか残っていない。
 目的地はバンコクだから、シンガポールは乗り換えになる。シンガポールからバンコクまでは安いLCCを使うことになる。
 成田空港を出発したユナイテッド航空は、午前零時すぎにシンガポールのチャンギ空港に着く。LCCのバンコク行きの早朝便は、6時台。その間空港ですごさなくてはならない。
 ところが今回、予約を入れておいた6時30分発のタイガーエアウエイズの便が突然、キャンセルになってしまった。8時25分発に変更するというメールが届いた。
「チャンギ空港で8時間……」
 どうやって寝ようかと考えた。調べると、空港内に仮眠室がいくつもあった。しかし50シンガポールドルもする。4000円以上だ。シンガポールからバンコクまで5000円ほどの航空券を買っている身には高すぎる。
「ベンチで寝るしかないか……」
 これまでさまざまな空港で夜明かしはしてきた。その経験からすると、ポイントは寒さ対策とベンチの形だった。夜中の空港は冷房の効き目が強くなり、かなり冷える。しかしこれは自分の問題だから、ジャンバーなどを持参すればいい。問題はベンチだった。体を伸ばし、背中に突起物があたらないベンチ……。世界の空港は、乗客が寝ると座るスペースが少なくなってしまうと考えるのか、寝にくいベンチにしているところが多かった。
 で、チャンギ空港である。結論からいうとまったく問題はなかった。それはこの空港の構造に因るところが大きかった。
 チャンギ空港は到着階と出発階が同じフロアーだ。到着階には通常、ベンチはない。入国を前に休む人はいない。皆、足早にイミグレーションに向かう。しかし出発階には多くのベンチが用意される。搭乗を待つ人のためだ。
 はじめは、そのベンチで眠った。しかし搭乗客が集まってきて、2時頃に起きてしまった。
 新たな寝場所を探す。この空港は広く、あいたスペースに意味もなく椅子が置かれている場所もあった。到着階の上階に絨毯が敷かれた場所をみつけた。空港で働くインド人やマレー人が寝ていた。始発電車までここで寝ていくのだという。
 僕も、そこで体を横たえた。目覚ましをセットし、ジャンバーを着る。熟睡してしまった。自分でいうのも切ないのだが、ホテルの部屋よりよく眠ることができた。
 一般的な旅行者にいったら、あきれられることはわかっているが、チャンギ空港はいい空港だと思う。


Posted by 下川裕治 at 15:19│Comments(2)
この記事へのコメント
 相変わらずの生き様の話ですネ。東アジアの人々がわかります。インド人は中近東とは多いと聞きます。そうかぁ、シンガポールもなんですネ。
次回の文庫本は多分・・・。
Posted by  紫水 at 2015年09月21日 19:46
僕もよく寝ます。
リュックを枕にして。
ひもを腕に繋げて・・・
一人旅だと荷物が心配で熟睡まではいかないのです。
浅い眠りが多いです。
二人いると安心して眠れるんですけどね。
Posted by たぬきまるだいすけ at 2015年09月26日 00:56
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