2016年10月03日
インドの鉄道サイトで苦戦する
11月に、インドの列車に乗ることになった。週に1便運行という列車だから、事前に予約をしたほうがいいようだった。
インドの列車切符をインターネットで予約……。気が重かったが、するしかない。
2日間、インドの列車サイトとの格闘が続いている。いまだ予約に至っていない。
LCCが登場してから、インターネット予約が僕にも迫ってきた。このスタイルで航空券が安くなるのだから、避けて通るわけにはいかない。はじめはわからないことばかりだった。コールセンターに何回電話したことか。あの頃は、コールセンターもなかなかつながらなかった。
慣れもあるのだが、最近のLCC 予約サイトはずいぶんわかりやすくなった。LCC にかかわることが多く、その原稿もしばしば書いている。あるとき、LCC とは航空会社ではなくIT企業ではないかと思うようになった。予約サイトのわかりやすさは、LCC の業績を左右するはずだ。
しかしインドの鉄道サイトは、その枠の外で独自の道を進んでいるようにも映る。わかりやすいのか、難解なのかすらわからない。通常なら、スケジュールは目立つ場所にボタンがある。しかしインドの鉄道サイトは、それを探すのにひと苦労。それにカレンダーなどと書かれている。
インドの鉄道サイトの予約は、携帯電話番号のところでひっかかっている。インドに住んでいるわけではないから、携帯電話の番号はない。それを、堂々と要求してくる。そこにパスワードを送るという。日本の携帯電話には送ってはくれない。
どうしろというのだろうか。それでいてインドに住んでいない外国人用だと明記されている。
以前、ギリシャのエーゲ航空の航空券を買ったときを思い出した。そのサイトには困った欄があった。ギリシャ人なら全員がもっているらしい納税番号を書き込まなくてはいけなかった。しかしそんなものがあるはずがない。
モニターの前で悩み、日本の電話番号を打ち込んだ。桁数があっていたのだ。
「これで受けつけてくれるだろうか」
不安を消せないまま、ボタンを押す。
「おおーッ」
通ってしまった。めちゃくちゃな数字でもよかった気がする。
インドの鉄道サイトでもいい加減な数字を打ち込んでみた。そこを通過すれば、パスポートのコピーをメールで送れば予約に辿りつくという話があったのだ。
しかしインドの鉄道はだめだった。どうしようか。
コールセンターということだろうか。
■このブログ以外の連載を紹介します。
○クリックディープ旅=台湾のディープ旅を連載中。
○どこへと訊かれて=人々が通りすぎる世界の空港や駅物。
○東南アジア全鉄道走破の旅=苦戦を強いられている東南アジア「完乗」の旅。マレーシアの鉄道の完乗し、ベトナムへ。
○タビノート=LCCを軸にした世界の飛行機搭乗記
インドの列車切符をインターネットで予約……。気が重かったが、するしかない。
2日間、インドの列車サイトとの格闘が続いている。いまだ予約に至っていない。
LCCが登場してから、インターネット予約が僕にも迫ってきた。このスタイルで航空券が安くなるのだから、避けて通るわけにはいかない。はじめはわからないことばかりだった。コールセンターに何回電話したことか。あの頃は、コールセンターもなかなかつながらなかった。
慣れもあるのだが、最近のLCC 予約サイトはずいぶんわかりやすくなった。LCC にかかわることが多く、その原稿もしばしば書いている。あるとき、LCC とは航空会社ではなくIT企業ではないかと思うようになった。予約サイトのわかりやすさは、LCC の業績を左右するはずだ。
しかしインドの鉄道サイトは、その枠の外で独自の道を進んでいるようにも映る。わかりやすいのか、難解なのかすらわからない。通常なら、スケジュールは目立つ場所にボタンがある。しかしインドの鉄道サイトは、それを探すのにひと苦労。それにカレンダーなどと書かれている。
インドの鉄道サイトの予約は、携帯電話番号のところでひっかかっている。インドに住んでいるわけではないから、携帯電話の番号はない。それを、堂々と要求してくる。そこにパスワードを送るという。日本の携帯電話には送ってはくれない。
どうしろというのだろうか。それでいてインドに住んでいない外国人用だと明記されている。
以前、ギリシャのエーゲ航空の航空券を買ったときを思い出した。そのサイトには困った欄があった。ギリシャ人なら全員がもっているらしい納税番号を書き込まなくてはいけなかった。しかしそんなものがあるはずがない。
モニターの前で悩み、日本の電話番号を打ち込んだ。桁数があっていたのだ。
「これで受けつけてくれるだろうか」
不安を消せないまま、ボタンを押す。
「おおーッ」
通ってしまった。めちゃくちゃな数字でもよかった気がする。
インドの鉄道サイトでもいい加減な数字を打ち込んでみた。そこを通過すれば、パスポートのコピーをメールで送れば予約に辿りつくという話があったのだ。
しかしインドの鉄道はだめだった。どうしようか。
コールセンターということだろうか。
■このブログ以外の連載を紹介します。
○クリックディープ旅=台湾のディープ旅を連載中。
○どこへと訊かれて=人々が通りすぎる世界の空港や駅物。
○東南アジア全鉄道走破の旅=苦戦を強いられている東南アジア「完乗」の旅。マレーシアの鉄道の完乗し、ベトナムへ。
○タビノート=LCCを軸にした世界の飛行機搭乗記
Posted by 下川裕治 at 11:16│Comments(3)
この記事へのコメント
あの〜、いつも楽しみに読んでおります。
‥インド国鉄のネット予約は、国外から出来るようになったり不可になったりを繰り返しているようです。
OKのときは、インドの携帯を持たない人はどうしたらいいか、ネットで検索すると見つかります。
夏にインドに行こうとしたときは、OKの方でした。結局面倒くさくなってやりませんでしたが。
では〜
‥インド国鉄のネット予約は、国外から出来るようになったり不可になったりを繰り返しているようです。
OKのときは、インドの携帯を持たない人はどうしたらいいか、ネットで検索すると見つかります。
夏にインドに行こうとしたときは、OKの方でした。結局面倒くさくなってやりませんでしたが。
では〜
Posted by rose at 2016年10月05日 09:19
インドの列車の予約はサイトでできるのですね。
しかし難解な予約はしんどいですね。
あれだけのIT国家ならもっと上手いことできそうなものなのに、、、
そもそもインドの鉄道会社は外国人をターゲットにしていないのかな。。。
しかし難解な予約はしんどいですね。
あれだけのIT国家ならもっと上手いことできそうなものなのに、、、
そもそもインドの鉄道会社は外国人をターゲットにしていないのかな。。。
Posted by たぬきまるだいすけ at 2016年10月18日 20:17
インドだな...鉄道切符予約で苦戦しながら、ブログ楽しく拝見させていただいております。10日間ほど待てばOTPが送られてくるというネット上の情報を信じて待っておりましたが、すでに11日目...コールセンターに電話するも、音声ガイダンスばかりで...主様はどのように切符を購入されたのでしょうか?
Posted by hito@thailand at 2016年12月24日 09:02
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