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ナムジャイブログ

2019年10月21日

東京で「“読まれる旅行記”の書き方」講座

 バンコクで、「書き方講座」を長く続けている。バンコク在住の日本人が対象だ。駐在員やその奥さん、タイで働いている人、ロングステイ組とさまざまだ。タイ人と日本人のハーフという人もいた。
 バンコクに限らず、海外に住んでいる人はブログやフェイスブックなどで、情報を発信している人が多い。日本との違いや、海外に住んでいるからこそ見える日本。そんな話を皆に読んでもらいたいという思いからだ。
 では、どう書いたら、多くの人が読んでもらえる内容や文章になるか。教えてもらえないだろうか。
 そんな話が、「書き方講座」が開講したきっかけだった。僕自身、卓越した文章家とも思っていない。唸るようにうまい人はたくさんいる。しかし60歳を過ぎ、これまで100冊以上の本を書いて得てきたものを、できるだけ提供したいとう思いはあった。やってみることにした。ペースは月に2回。仕事でバンコクに行くことが多いから、その日程を利用して開講日を決めていった。
 基本は添削講座である。講座のなかで、文章を書く上でのポイントを伝え、そのテーマで原稿を書いてもらう。それを僕が添削するという流れだ。
 自分自身の仕事が忙しく、バンコクでの講座が負担になるときはしばしばある。しかし受講する人たちが、頑張って書いてきた原稿を前にすると、直す赤いボールペンにも力が入る。
 センテンスを短くすること。これは受講する人たちによくいうことだ。
 僕が駆け出しのライターだった頃、書きあがった原稿をもって編集部に出向いた。メールがない時代だった。ある編集部の副編集長は、僕を隣に座らせ、原稿に赤字を入れていった。原稿用紙、1枚を見終わると、それを僕に手渡してくれる。それを僕はなめるように見る。こうして僕は文章というものを身に着けていった。直された点のひとつはセンテンスを短くすることだった。
 そういう内容をひとつ、ひとつ講座では伝えていった。そして自分が書いたブログをときどき送ってくれる。
 何回か繰り返すうちに、皆、着実に原稿がうまくなっていく。
 その講座を日本でやらないかといわれた。躊躇したが、日本にも、自分の原稿をもっと面白く、読みやすくしたい人はいる。なかには本にまとめたい人もいるだろう。
 いま、日本の出版社の編集者は、常にさまざまな人のブログやフェイスブックをチェックしている。そのなかで面白い人に連絡をとることも多い。そんな文章をどう書くか。まず日本で1回、講座を開くことにした。
 11月12日である。
 詳しくは、
 https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01quvz10ixmk1.html

■“旅情報ノート”クラブの内容は、以下のサイトで http://www.arukubkk.com/
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■ツイッターは@Shimokawa_Yuji


Posted by 下川裕治 at 11:17│Comments(0)
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