2019年11月04日
予約を検討中
観光目的で海外に出向くときのビザが、少しずつなくなりつつある。アジアでいうと、インドネシアとミャンマーのビザが免除された。ビザが必要なのは、カンボジア、バングラデシュ、インド、パキスタン、ロシアぐらいだろうか。
これらの国は、ビザ申請の電子化を進めているのだが、これがなかなか厄介だ。
たとえばバングラデシュ。事前に大使館で取得する方法と空港でとる方法がある。空港は時間がかかるような気がして、これまで日本のバングラデシュ大使館でとっていた。この場合、ネットで登録し、画面に出てきた申請書に書き込んでいくことになる。しかしこれがなかなか難しい。受け入れ機関を選ぶ欄がある。僕は観光目的だから、受け入れ機関などない。スキップしたいのだが、なにかしらチェックしないと先に進めない。モニターの前で固まってしまうのだ。おそらく、いろんな目的のビザ申請を1枚にまとめているから無理が生まれているのだと思う。
それでもなんとか書き込む。しかしそれをメールで送るのではなく、プリントし、写真を貼り、大使館に持参する。どこまでが電子化されているのかわからない。
今月末、サハリンに行く。ロシアのビザをとらなくてはならない。ロシアのビザ取得には、旅行会社がつくるバウチャーが必要になる。訪ねる街や泊まるホテルが明記されたものだ。しかし、そこにはちゃんと安くバウチャーを発行してくれるところがある。1500円ほどで、架空のバウチャーをつくってくれるのだ。それもネットのやりとりになるが。
受けとったバウチャーや書き込んだ申請用紙をロシア大使館にもち込むことになる。
ロシア大使館は申請時間を、ネットで予約するシステムに変わった。同行するカメラマンから、混みあっているようなので、早く予約だけでも入れたほうがいい、という連絡を受けた。
急いで日本のロシア大使館のサイトにアクセスした。11月のカレンダーが出てきたのだが、すべてが埋まっていた。その横に、いまは受付ができないと書かれ、状況を知りたい人は……というアドレスが書かれていた。
当然、それをクリックする。すると、しばらくしてこんなメールが届いた。
「Appointment under consideration」
予約を検討中──。
こんなメールを送られてきても困るのだ。いったいどうすればいいのだろう。待てば予約日が決定し、その連絡がくるのだろうか。
いまバンコクにいる。突然、明日、といった連絡がきてもどうすることもできない。
バウチャーをつくってくれる会社から、まだ連絡はない。どうも休みになっているらしい。予約を検討中というメールを送ってきたロシア大使館からの追伸は、当然ない。
【告知】
■「“読まれる旅行記”の書き方」講座は11月12日。詳細はhttps://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01quvz10ixmk1.html
■“旅情報ノート”クラブの内容は、以下のサイトで http://www.arukubkk.com/
■このブログ以外の連載を紹介します。
○クリックディープ旅=タイの国境旅を連載中。
○旅をせんとやうまれけむ=つい立ち止まってしまうアジアのいまを。
○アジアは今日も薄曇り=台湾の秘湯シリーズがはじまりました。
○タビノート=LCCを軸にした世界の飛行機搭乗記
■ツイッターは@Shimokawa_Yuji
これらの国は、ビザ申請の電子化を進めているのだが、これがなかなか厄介だ。
たとえばバングラデシュ。事前に大使館で取得する方法と空港でとる方法がある。空港は時間がかかるような気がして、これまで日本のバングラデシュ大使館でとっていた。この場合、ネットで登録し、画面に出てきた申請書に書き込んでいくことになる。しかしこれがなかなか難しい。受け入れ機関を選ぶ欄がある。僕は観光目的だから、受け入れ機関などない。スキップしたいのだが、なにかしらチェックしないと先に進めない。モニターの前で固まってしまうのだ。おそらく、いろんな目的のビザ申請を1枚にまとめているから無理が生まれているのだと思う。
それでもなんとか書き込む。しかしそれをメールで送るのではなく、プリントし、写真を貼り、大使館に持参する。どこまでが電子化されているのかわからない。
今月末、サハリンに行く。ロシアのビザをとらなくてはならない。ロシアのビザ取得には、旅行会社がつくるバウチャーが必要になる。訪ねる街や泊まるホテルが明記されたものだ。しかし、そこにはちゃんと安くバウチャーを発行してくれるところがある。1500円ほどで、架空のバウチャーをつくってくれるのだ。それもネットのやりとりになるが。
受けとったバウチャーや書き込んだ申請用紙をロシア大使館にもち込むことになる。
ロシア大使館は申請時間を、ネットで予約するシステムに変わった。同行するカメラマンから、混みあっているようなので、早く予約だけでも入れたほうがいい、という連絡を受けた。
急いで日本のロシア大使館のサイトにアクセスした。11月のカレンダーが出てきたのだが、すべてが埋まっていた。その横に、いまは受付ができないと書かれ、状況を知りたい人は……というアドレスが書かれていた。
当然、それをクリックする。すると、しばらくしてこんなメールが届いた。
「Appointment under consideration」
予約を検討中──。
こんなメールを送られてきても困るのだ。いったいどうすればいいのだろう。待てば予約日が決定し、その連絡がくるのだろうか。
いまバンコクにいる。突然、明日、といった連絡がきてもどうすることもできない。
バウチャーをつくってくれる会社から、まだ連絡はない。どうも休みになっているらしい。予約を検討中というメールを送ってきたロシア大使館からの追伸は、当然ない。
【告知】
■「“読まれる旅行記”の書き方」講座は11月12日。詳細はhttps://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01quvz10ixmk1.html
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○クリックディープ旅=タイの国境旅を連載中。
○旅をせんとやうまれけむ=つい立ち止まってしまうアジアのいまを。
○アジアは今日も薄曇り=台湾の秘湯シリーズがはじまりました。
○タビノート=LCCを軸にした世界の飛行機搭乗記
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Posted by 下川裕治 at 13:10│Comments(0)
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