インバウンドでタイ人を集客! 事例多数で万全の用意 [PR]
ナムジャイブログ

2021年05月17日

スマホも鎖国時代になった

 スマホを買い換えた。アイフォンからアンドロイドに移った。新型コロナウイルスの感染拡大がなかったら、アイフォンのままだったかもしれない。
 僕はアイフォン5Sというかなり古い機種を使っていた。メールの送受信やネットでの検索に使う程度だから、機種が古くても不便を感じていなかった。
 コロナ禍で仕事が減り、知人らとYouTubeをはじめた。すべてではないが、動画をスマホで撮るようになった。
「下川さん、アンドロイドのスマホのカメラはいいらしいですよ。色とか、手振れ補正とか」
 一緒にYouTubeをやっているカメラマンからいわれた。僕が撮った動画はひどい……と暗にいっているようなものだ。
 2月から3月にかけ、タイに出かけた。帰国すると強制隔離が待っている。新型コロナウイルスの水際対策だ。成田空港近くの隔離ホテルに3泊4日。出るときに接触確認アプリであるCOCOAをインストールしなくてはならない。
 隔離ホテルをチェックアウトするとき、COCOAがインストールされているかのチェックを受ける。しかし僕の機種は古く、それが入らないことを知っていた。厚生労働省の職員にそう伝えた。
 若い職員は僕の言葉を信じないのか、インストールをはじめ、首を傾げる。
「入りませんね。相当古い機種なんですね」
 大きなお世話だ。
 自分自身、そろそろ買い替えの時期かとは思っていたが。買ったのは3年ほど前だ。
 スマホは代々、タイのバンコクで買っていた。最初はバンコク在住の日本人から安く譲ってもらった。知人は新しい機種に買い替えたため、古い機械がいらなくなったのだ。それがアイフォン。以来、アイフォン派になった。2回ほど買い換えているが、いつもバンコクで買っていた。バンコクで買うと完全にシムフリーになっていたからだ。
 しかしコロナ禍は、海外でスマホを買うことに不便さを加えてしまった。バンコクで買う場合、最初に使うのはバンコクだから、設定がバンコクになる。たとえばセキュリティ上のコード番号は、タイ携帯電話に送られてくる。しかし、いまは簡単にタイに行くことができない。日本でそういう場面になると、タイの携帯電話に送られるコードを見ることができないのだ。
 日本で買うしかなかったのだ。シムロックは解除してもらったが、本当に海外へ出向いて、その国のシムが機能するのか調べることもできない。カメラマンの忠告に沿ってアンドロイドにしたが、アイフォンに慣れた指にはストレスがかかる。コロナ禍は各国間の人の往来を止めて閉まったが、スマホも鎖国化を強いられてしまった。
 しばらく試行錯誤が続く。

■YouTube「下川裕治のアジアチャンネル」。
https://www.youtube.com/channel/UCgFhlkMPLhuTJHjpgudQphg?view_as=public
面白そうだったらチャンネル登録を。
■このブログ以外の連載を紹介します。
○クリックディープ旅=旅先で食べた料理の再現シリーズを連載中。
○旅をせんとやうまれけむ=つい立ち止まってしまうアジアのいまを。
○アジアは今日も薄曇り=沖縄の離島のバス旅シリーズを連載中。
○タビノート=LCCを軸にした世界の飛行機搭乗記
■ツイッターは@Shimokawa_Yuji



Posted by 下川裕治 at 18:17│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。