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ナムジャイブログ

2011年06月13日

LCCに乗らないですむ

 いろいろな仕事を積み残したまま、明日、カンボジアのプノンペンに行く。
 乗るのはバンコクエアウエイズである。
 バンコクエアウエイズは、バンコクからサムイ島やシュムリアップなど、独占に近い路線では、かなり高い運賃を設定している。しかし、それ以外の路線は、それほど高くない。
 もちろん、エアアジアなどのLCCよりはだいぶ高いのだが。
 カンボジアの航空会社の力が弱いのか、バンコクープノンペン間は、エアアジアの独擅場のような状態である。今回も、エアアジアで予約を入れようとした。
 しかし満席。売り切れになっていた。
 モニターを眺めながら、どこかほっとしたようなところがあった。
「これでエアアジアに乗らないですむ」
 エアアジアを嫌っているわけではない。やはり、運賃の安さは魅力的だ。空席があればエアアジアにしていただろう。
 航空券代は、安ければ安いほどいい……といつも思っている。
 LCCに関する本も書いている。LCCを乗り継いで世界を一周したこともある。
 しかし頻繁に……そう、月に1回ぐらいの割合でLCCに乗っていると、さすがに飽きてくるのだ。
 LCCはサービスを共通にして、経費の節減を図っている。これはありがたいことだ。しかし逆に考えれば、どの路線に乗っても、サービスは同じなのだ。バンコクからクアラルンプールに行っても、台北に向かっても、機内は、恐ろしいほどに一緒である。
 やはりつまらないのである。
 僕は日本の旅行会社に協力してもらい、『今日も機内食』というメールマガジンを発行させてもらっている。僕が乗った飛行機の体験記を綴っている。しかし、エアアジアに関しては、書くことがほとんどない。もっといえば、LCCについて書くことがほとんどない。すべてが共通だから、いまさら……ということになってしまうのだ。
 そして最近、LCCに乗ると、なんともいえないストレスを感じるようになった。たとえばLCCには、預ける荷物に重量制限がある。乗る前に、荷物の重さが気になる。かつてはそれが、安い運賃の代償だと思っていた。しかし本心からいえば、そんなことを気にしないほうがはるかに楽なのだ。
 LCCが普及することで、レガシーキャリアと呼ばれる、既存の航空会社の料金がさがってきている。キャンペーンなどがあれば、LCCより安いことがある。そんなときは、迷いもせずに、既存の航空会社を選ぶ。
 飛行機に多くのことを望んでいるわけではない。機内食などなくてもいい。しかし同時に、ストレスもなければよりいいわけだ。
 これは我がまま利用者の勝手なのだろう。それはわかっている。しかしLCCに乗る段になると、なぜか気が重い。



Posted by 下川裕治 at 12:00│Comments(2)
この記事へのコメント
私も、LCCに乗らないですむと、ほっとする。バンコクーホーチミン間に乗ったが、いい匂いの食事をしているのが大名で、他は家来というかんじがしてしょうがない。荷物も15キロまでのをはじめにパソコンで予約したのに、チェックインカウンターで15ドル払わせられそうになった。パソコン至上主義。そんな気がする。どこの業界でもそうだが、、、
Posted by akya at 2011年06月13日 16:43
はじめまして。
わたしは北海道の大学に通っている4年生なんですが、将来について今だに悩んでいます。
同級生はもう内定を決めて毎日を無駄なく一生懸命やってるようなんですが、わたしはまだ決まっていません。
自分はバイトで貯めたお金でタイやカンボジアに旅行したことがこの四年で1番の思いでになっていて、学校で学んだことは将来の糧になるとは思えません。
漠然としてますが、将来は海外に移住したいなんて甘い考えを持っています。
下川さんの著書を読んで、考え方というか生き方に憧れを持っています。。こんな相談をされても困ると思んですが、なにかアドバイスを頂けないでしょうか。
Posted by コスルモイル at 2011年06月18日 14:25
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