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ナムジャイブログ

2011年12月12日

スマートフォンから携帯に戻ってしまった

 なさけない話を書く。
 僕は先月、スマートフォンから普通の携帯電話に戻ってしまった。理由は単純である。スマートフォンをうまく使いこなせないからだ。
 僕のスマートフォンは、日本で売られているものではない。タイで買った。Wellcomという会社のものである。
 スマートフォンを日本で買うつもりはなかった。日本のそれは、シムロックといって、海外で売られているシムカードを挿入して使うことができないタイプである。日本の携帯電話やスマートフォンは、独自の進化系に入っている。ガラパゴス携帯とも呼ばれている。海外でも同じ機械を使うつもりだったから、タイではあたり前の、つまりシムフリーの機械を買った。タイでもスマートフォンを使う人が増えはじめた時期だった。
 海外では不自由なく使っていた。中国、ベトナム、台湾、香港、バングラデシュ……。それぞれの国のシムカードを入れるて通話した。
 問題は日本だった。僕はドコモの携帯電話を使っている。その機械からシムカードを抜き出し、タイで買ったスマートフォンに挿入した。電話は問題なく使えた。しかしアドレス帳が入らない。そうか、日本語をインストールしないとだめなのか……。苦労して日本語をインストールした。それでもアドレス帳が入らない。ドコモのCDカードからならインポートできるかもしれない、と知人にいわれ、やっとの思いでアドレス帳を入れた。しかし名前の順番が、どう考えてもランダムで、名前を探すのに苦労する。
 ちょこちょこいじっているうちに、日本語をアインストールしてしまった。メールはSMSにしていたが、ついに家に帰るときも、「I will return」などと英語で送るしまつだった。
 いろいろ考えた。日本の携帯電話は電話とメールしか使っていなかった。ネットにつなくことはなかった。そういう人間が、スマートフォンを手にしても、その機能とは無縁で、ただ煩雑なだけではないか。スマートフォンはシムフリーの携帯電話として、海外だけで使えばいいのではないか。
 ひと晩悩んで、携帯電話に戻った。
 最近、吉田友和氏の『インテリジェント旅行術』(講談社)を読んだ。スマートフォンは進化していた。テザリングという機能には触手がうごいた。スマートフォンには、携帯電話の電波をWi-Fiに変えてしまう機能がつきはじめているのだという。もしこの機能をうまく使いこなせれば、Wi-Fiを使うことができるホテルやカフェを探してパソコンでメールをやりとりする必要がなくなる。携帯電話の電波のあるところなら、どこでもパソコンでメールを使えることになる。
 ホテルやカフェでは、Wi-Fi使用料をとられることも多い。その料金もテザリング機能を使えばかなり安くなる。それにバイバーなどのインターネット電話……。
 通信代を安くするためには、スマートフォンに戻るしかないらしい。再びスマートフォン。ちょっと気が重い。


Posted by 下川裕治 at 14:59│Comments(2)
この記事へのコメント
AndroidであればHTCの機種が日本語化の相性がいいですよ。サムスンはなぜが相性が悪いです。
Posted by ちゃーん at 2011年12月13日 22:31
私もスマートフォンから携帯に戻り、携帯がいよいよ壊れたのでスマホに。
でも余りの操作性の遅さや、タッチパネルの使いにくさに疲れてしまい、仕事にならず、携帯に戻すつもりです。
日本の携帯は、シンプルに使い易く優れていると思います。
Posted by ハル at 2012年06月18日 17:43
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