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ナムジャイブログ

2009年08月10日

睡魔とゲリラ駅弁

 どうしてこんなにも眠くなるのだろうか。
 タイ国鉄の各駅停車である。開け放たれた窓からの風。ぬるい車内の空気。そこには催眠ガスが混ぜられているかのような気になってしまう。
 僕だけではない。乗客はうとうとしている。お坊さんも舟を漕いでいる。車掌も寝ている。起きているのは運転手だけ……?
 先月、バンコクから各駅停車でチェンマイまで行った。途中、ナコンサワンで1泊。ナコンサワンからチェンマイまでは、運よく無料列車に乗ることができ、バンコクからチェンマイまでの運賃は49バーツだった。
 久しぶりの長い各駅停車の旅だった。駅弁の新バージョンが、次々に登場していた。昔からあるビニール袋に入った蒸したもち米と味付け肉という駅弁はあるが、人気薄。代わって、ときどき乗り込んでくるできたて駅弁を乗客は狙っていた。容器に入ったお粥、バナナの葉でくるんだパッタイ……どれもできたてで温かい。タピオカ入りジュースも売りに来た。どれも10バーツ均一だった。
 素人がつくる駅弁だから数は多くない。お粥などは1車両で売り切れてしまった。
 駅近くの住民が、ちょっと稼いでくるか、とひと駅だけ乗り込んでくるゲリラ駅弁だから、いつなにが登場するかわからない。
「狙いは次の駅か……」
 そう思うのだが、またしても寝入ってしまっていた。 


Posted by 下川裕治 at 14:24│Comments(1)
この記事へのコメント
ゲリラ駅弁ですか。こんな細々とした駅弁が、そのうち独自の容器を使った、衛生的な駅弁に変わっていくのでしょうね。
Posted by YoYo at 2009年08月11日 00:11
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