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ナムジャイブログ

2023年09月18日

空港歩きは登山の歩数に匹敵する?

 僕はスマホに「Coke ON」というアプリを入れている。1週間で3万5000歩を歩くとスタンプがひとつもらえ、それを15個貯めると、日本コカ・コーラの自販機に入っている飲料をひとつもらえるというアプリである。
 月曜から日曜までの1週に3万5000歩。僕のいまの生活からすると、それほど難しいことではない。毎日、事務所に行く。最寄り駅までは自転車か徒歩になるが、普通にすごしていると、金曜日あたりに3万5000歩を超える。
 日々、このアプリで歩いた歩数をみていると、急に増えるときがある。
 空港である。
 気づかないうちにかなりの歩数を稼いでいる。
 木曜日にバンコクから東京に戻った。いまは「歩くバンコク」の編集を進めているが、今号から、スワンナプーム空港の免税店フロアーの詳細マップを載せることになった。免税店、有名ブランド店、タイの土産店、飲食店……。それを網羅した。日本に帰る飛行機に乗る前、買い忘れた土産物を買ったり、ブランド店を見て歩いたり……。「そのためのフロアー地図がほしい」という要望が届いていた。そこで免税亭フロアーの全店を掲載することにした。
 免税店エリアだから、バンコクから出国するときにチェックするしかない。前回、日本に帰るときに全店を掲載する地図の元をつくった。今回はそのチェックである。
 イミグレーションでスタンプをもらい、つくった地図を片手にチェックをはじめる。最初につくったのは1ヵ月ほど前。その時点からどれほど店が代っているのか。
 1軒1軒確認していくから時間がかかる。チェックが終わるまで1時間ほどかかった。
 やはりスワンナプーム空港は広い。
 歩き終え、Coke ONを見た。2万歩ほど増えていた。
 たとえば日本で山にのぼる。今年の初夏、北アルプスの唐松岳にのぼった。のぼりだけでは2万歩には届かなかった。それがスワンナプーム空港を歩いただけで、2万歩に達してしまう。歩数から換算すると、ひとつの山をのぼったことになってしまう。今回は店舗チェックがあったから隈なく歩いたが、通常の空港利用でも、搭乗口が遠いと1万歩近く歩くことになる。
 空港歩きは登山に匹敵する?しかしそれほど歩いた実感はない。唐松岳にのぼったときは、辿り着いた山頂に近い山小屋でへたり込んでしまった。しかし空港歩きはそれほど疲れない。平坦な通路を歩いたからだろうか。
 世界の空港の巨大化が進んでいる。広さでみると、アメリカ、中東、中国などの空港になるが、これは滑走路を含めた敷地面積。ターミナルの広さではない。国際線の利用客数は、ドバイ、ロンドン、アムステルダム、パリ、イスタンブールとつづく。利用客数はターミナルの広さに直結はしないが、ある程度の予測はつく。
 しかしタイのスワンナプーム空港は、そのどちらにも入ってこない。それでも隅から隅にまで歩くと2万歩を超えてしまう。1年半ほど前、イスタンブール空港を使ったが、気が遠くなるような広さだった記憶がある。乗り継ぐだけで2万歩を超えてしまうかもしれない。
 年をとり、足の筋肉量が減ってきたことを痛感している。海外に出る。空港では登山並みに歩くことを覚悟しなくてはいけないということだろうか。高低差がないことでなんとか凌いでいるが。

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Posted by 下川裕治 at 11:16│Comments(0)
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